3Dプリンターでの銃製造方法 裁判所が公開差し止め[2018/08/01 10:31]

 アメリカでNPO(非営利組織)団体が3Dプリンターを使って拳銃を製造する方法をインターネットに公開すると発表していた問題で、連邦裁判所が公開の差し止めを命じました。

 テキサス州のNPO団体が3Dプリンターを使って拳銃を製造する方法を8月から公開すると発表し、少なくとも8つの州が差し止めを求めて訴えを起こしていました。連邦裁判所は7月31日に「製造方法の公開によって市民に危害が及ぶ恐れがある」などとして、公開の一時的な中止を命じました。ただ、訴えを起こした州によりますと、NPO団体は7月27日に製造方法を公開していて、すでに1000件以上のダウンロードがあったということです。一方、トランプ大統領は3Dプリンターで製造した銃の販売について、ツイッターに「理にかなっていない」と投稿して疑問を呈しました。また、全米最大の銃のロビー団体である全米ライフル協会も「金属探知機に反応しないプラスチック製の銃の製造や販売は違法である」として、公開に反対する声明を発表しました。

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