ASEAN会議は対北朝鮮友好ムード?去年と様変わり[2018/08/04 11:48]

 東南アジア諸国連合と日本、中国、韓国の3カ国を加えたASEAN+3の外相会談が行われ、北朝鮮への対応についても議論されました。

 (白川昌見記者報告)
 会合は終わり、朝鮮半島の非核化の実現に向けて連携していくことを確認した議長声明が採択された模様です。議長声明では6月の米朝首脳会談を歓迎したうえで、「完全かつ検証可能で不可逆的な非核化の実現に向け、国際社会の努力を支援する」などと友好ムードを打ち出しています。去年の声明では拉致問題を取り上げて北朝鮮を非難する一文もありましたが、様変わりしています。北朝鮮の李容浩(リ・ヨンホ)外相は3日にASEAN各国や中国など7カ国と会談し、4日もいくつかの国と会談するとみられています。日本の政府関係者からは、3日の日朝の接触について「会えないより会えて良かった」と安堵(あんど)する声も上がっています。各国の北朝鮮へのスタンスが和らいでいくなか、日本としては拉致問題を含めた包括的な解決に向けて地道に努力していく考えです。

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