「一帯一路」構想に“反旗” マレーシア首相訪中へ[2018/08/21 05:54]

 中国の「一帯一路」構想に反旗を翻したマレーシアの首相が習近平国家主席らと会談しました。会見では、中国側が一帯一路の質問をしないようマレーシアのメディアに働き掛けました。

 マハティール首相は5月の就任早々、財政問題を理由に中国が一帯一路の一環と位置付ける鉄道建設の中止を発表していました。中国メディアによりますと、会談で習主席は「マレーシアは最も早く一帯一路に参加した」と持ち上げました。マハティール首相は「ウィンウィンの関係を作りたい」と応じましたが、会見で「中国はマレーシアが抱える問題を理解してほしい」と反発をにじませました。会見では、中国側がマレーシアのメディアに一帯一路の質問をやめるよう促したということです。

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