日朝7月に極秘接触か 事前連絡なく米側は不快感[2018/08/29 10:30]

 日本と北朝鮮の当局者が先月、ベトナムで極秘に接触したとアメリカの有力紙が報じました。拉致問題について話し合ったとみられています。

 「ワシントン・ポスト」は28日、関係者の話として、日本の北村滋内閣情報官が先月、ベトナムで北朝鮮の統一戦線部の金聖恵(キム・ソンへ)策略室長と極秘に会談したと報じました。アメリカの政府高官は、アメリカは北朝鮮との関係について日本と緊密に連絡を取っているにもかかわらず、この接触が事前に伝えられていなかったとして不快感を示したということです。また、ワシントン・ポストは、6月の日米首脳会談でトランプ大統領が安倍総理大臣に「真珠湾を忘れない」と述べたうえで、日本の貿易政策を痛烈に批判したと伝えました。北朝鮮問題や貿易問題でのすれ違いから日米両首脳の関係がぎくしゃくし、日本側の不満が高まっていると指摘しています。

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