ロヒンギャ問題1年で議論 安保理、結論に至らず[2018/08/29 15:04]

 ミャンマーの少数派イスラム教徒「ロヒンギャ」が大量に難民化した問題で、発生から1年が経過したことを受けて、国連の安全保障理事会で議論が行われたものの、結論には至りませんでした。

 グテーレス国連事務総長:「迫害された人々がふるさとに戻れるために、威厳ある解決策を見出すことに遅れは許されない」
 会合には、グテーレス氏や国連の親善大使で女優のケイト・ブランシェットさんらも出席しました。国連人権理事会の調査団が27日、ミャンマー軍幹部の訴追を求める報告書をまとめたことを受けて、スウェーデンなどが訴追に向けた決議の必要性を訴えました。しかし、ミャンマー寄りの中国やロシアが慎重姿勢を崩さず、意見が取りまとめられずに終わりました。

こちらも読まれています