北朝鮮メディア「米国は我々を尊重すべき」[2018/08/30 05:51]

 アメリカのポンペオ国務長官の北朝鮮訪問の中止など米朝対話が膠着(こうちゃく)するなか、北朝鮮メディアが「アメリカは対話相手の我々を尊重するべきだ」との論評を掲載しました。

 29日付の北朝鮮政府機関紙「民主朝鮮」の論評では、朝鮮戦争の終戦宣言に触れたうえで「信頼と尊重がなければ米朝の敵対関係は解消しない」と強調しました。また、韓国の情報機関はポンペオ長官の北朝鮮訪問が突然、中止になった原因について「完全な非核化を前に終戦宣言を急ぐ北朝鮮に対してアメリカが反発しているからだ」と分析しています。北朝鮮は、今回の論評で改めて自らの立場を強調して「対話の行方はアメリカの対応次第だ」と訴える狙いがあるとみられます。

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