29日に北京で行われた外務省の秋葉事務次官と中国の王毅外相の会談の際、中国側が産経新聞の取材を認めなかったため、日本の報道各社は取材を取りやめました。
今回の会談では取材人数が制限されていたため、報道各社は抽選などの形で代表取材のメンバーを決めました。しかし、その後、中国側は取材団に入った産経新聞について「(中国)外務省として産経新聞の取材は認められない」などと日本大使館に通告してきたということです。中国側はこれ以上の詳しい理由を明らかにしていません。これを受け、テレビ朝日など北京に駐在する日本の報道各社は中国側の措置を受け入れられないとして、冒頭取材の取りやめを決定しました。30日付の産経新聞は1面でこの問題を取り上げ、「合法的な取材活動に対する不当な妨害である」と抗議しています。
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