トランプ政権暴露本 「シリア大統領 暗殺指示も」[2018/09/05 10:32]

 アメリカの著名なジャーナリストが近く出版する政権の内幕を暴いた本で、トランプ大統領が去年にシリアのアサド大統領を暗殺するよう指示したのに対し、国防長官らは無視したと明らかにしました。

 ワシントンン・ポストは、ウォーターゲート事件で当時のニクソン大統領を辞任に追い込んだ記者のボブ・ウッドワード氏が11日に出版する内幕本の概要を明らかにしました。トランプ大統領が去年にシリアのアサド政権による化学兵器の使用に憤慨し、マティス国防長官に電話で「アサド大統領を殺せ」と指示し、マティス長官は「すぐに取り掛かります」と答えたものの、部下には何もしないよう指示し、最終的には現実的な空爆作戦を策定したと明らかにしました。また、マティス長官がトランプ大統領の理解力について「小学5、6年生程度だ」と嘆いていたと記しました。これに対し、マティス長官は「小説としては面白いが、私の発言ではない」と否定しました。

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