中国がTPPに「前向き」 “宿敵”米国いなくなり?[2018/11/01 13:10]

 アメリカを除く11カ国によるTPP(環太平洋経済連携協定)が来月30日に発効することについて、中国は「開放的なものなら中国は前向きだ」と評価しました。

 中国外務省の報道官は、TPPについて「中国は(TPPの)メンバーではないが、開放的なものであれば中国は一貫して前向きな態度を取る」と述べました。中国は当初、TPPは経済的にも政治的にも「中国包囲網」を築くものだとして強く警戒していました。しかし、アメリカとの経済摩擦が激しさを増すなか、トランプ政権への牽制(けんせい)になるという思惑もあり、自由貿易を掲げるTPPに対して前向きな姿勢を見せるようになりました。TPPは日本、オーストラリア、カナダなど11カ国が参加して来月30日に発効します。

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