南京虐殺から81年 追悼の一斉警笛や黙とう義務付け[2018/12/13 17:07]

 旧日本軍が多くの中国人を殺害したとされる「南京事件」から81年となる13日、中国政府は追悼式典を開きました。南京市では、今年から市民に黙祷(もくとう)などを義務付けています。

 南京市では、今年から12月13日の追悼式典に合わせて新たな条例を制定しました。市民の1分間の黙祷のほか、通行中の車両に対し、停車して追悼の意味を込めてクラクションを鳴らすよう義務付けています。
 南京市民:「条例に反対は絶対、あり得ない。黙祷の時は緊張感を持つべき。勝手なことをしないようにすべきです」「急いでいる時は迷惑です。私は追悼にはあまり関心がない」
 式典に出席した共産党幹部は「歴史を心に刻み、平和を大事にする」と述べました。また、「中国と日本の友好は世界にとっても大きな意味がある」と強調し、関係改善が進む日本に一定の配慮を示しました。

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