北方領土をロシア領と認めることが… ロシア外相[2018/12/18 19:20]

 ロシアのラブロフ外相は、日本側が北方領土は第2次大戦の結果、ロシア領になったと認めなければ平和条約締結交渉は進展しないという認識を示しました。

 ラブロフ外相:「我々が『日ソ共同宣言を基礎にする』という意味は日本が第2次世界大戦の結果を無条件に受け入れることだ」
 ラブロフ外相は17日、「日本の立場が変わらなければ、我々は前へ進めない」と述べ、日本側が北方領土をロシア領と認めることが交渉の第一歩だと強調しました。また、河野外務大臣が11日の記者会見で日ロ関係についての回答を避けたことについては「日本の立場が変わっていないためだ」と主張しました。ラブロフ外相は先月の日ロ首脳会談で合意した平和条約に向けた新たな協議の枠組みの責任者を務めていて、領土問題の解決を急ぎたい日本側を牽制(けんせい)する狙いがあるものとみられます。

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