水産庁職員乗せ逃走の漁船 中国外務省が強く反発[2018/12/28 05:56]

 違法操業の疑いがある中国漁船が、立ち入り検査に入った水産庁の職員を乗せたまま一時、逃走した問題について、中国外務省は「違法操業は事実ではない」と強く反発しました。

 水産庁は先月、鹿児島県沖の排他的経済水域で、違法操業の疑いがある中国漁船2隻を発見して立ち入り検査に入りました。中国漁船は検査に入った職員を乗せたまま半日以上、逃走して漁を続けました。
 中国外務省・華春瑩報道官:「日本側が主張する中国船が境界を越えて漁をしたというのは事実ではない。日本の水産庁が行った立ち入り検査に強烈な不満を表明する」
 中国外務省はさらに「日本側は中国漁民の正当な権利を尊重し、中国漁船の正常な作業を妨害しないで頂きたい」と要求しました。

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