激怒受け韓国「日本けしからん」 強気の姿勢崩さず[2019/07/19 20:09]

 日韓関係が悪化の一途をたどっています。19日、元徴用工訴訟を巡って韓国大使を呼び出した河野外務大臣。大臣が韓国側の通訳を遮り、強い口調で「極めて無礼だ」と詰め寄る場面がありました。韓国・ソウルから報告です。
 
 (良永晋也記者報告)
 (Q.韓国ではどのように報じられている?)
 新聞の見出しをいくつかご紹介します。「河野大臣が大っぴらに外交欠礼」。そして、「挑発と無礼」。このように痛烈な言葉が並んでいます。記事のなかでは日本の主張はもちろんですが、それ以上に河野大臣の態度に批判が集中しています。先日に行われた経済産業省の説明会が尾を引いていて、「無礼な日本、けしからん」という世論が作られているという印象です。韓国側に折れる気配は全くなく、これからまだ言葉の応酬は続きそうです。19日午後に会見した韓国大統領府の高官は日本の輸出規制に触れ、むしろ「国際法に違反しているのは日本じゃないか」というふうに一刀両断でした。また、韓国の外務省も河野大臣の無礼発言に対して「そちらこそ無礼だ」というふうに日本側に遺憾を伝えたそうです。このように、まさに売り言葉に買い言葉状態ですが、こういった強気な外交姿勢が国民に一定程度、支持されているという世論調査の結果も出ています。韓国としてはこれからさらに日本への批判を強めてくる可能性もあります。

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