北大教授拘束への「懸念」に中国政府「考えすぎだ」[2019/10/31 22:36]

 北海道大学の教授が中国で拘束されて日本の研究者らが「深い懸念」を表明したことについて、中国外務省は「考えすぎだ」と一蹴しました。

 北海道大学の教授が北京で拘束された事件を巡っては、日本の中国研究者らが「関係当局は拘束事由を一切明らかにしていない」「中国のイメージに大きく傷が付いた」などとする声明を発表しています。会見で中国外務省の報道官は、声明については「まだ読んでいない」としたうえで、「学者らは必ずしも事件の真実を把握しているわけではなく、考えすぎだと思う」と述べました。さらに「各国の学者の中国訪問を歓迎している」としながらも「その前提は中国の法律や規則を守ることだ」「法を犯せば罰を受ける」と強調しました。ただ、中国当局はこれまで教授について詳しい拘束理由などを明らかにしていません。

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