イランのミサイル攻撃16発 米は事前に把握し退避か[2020/01/09 10:59]

 イランによる弾道ミサイル攻撃について、アメリカ政府が攻撃の数時間前に兆候を察知していたとアメリカの一部メディアが報じました。

 ワシントン・ポストは複数のアメリカ政府高官の話として、イラク国内のアメリカ軍が駐留する基地に対するミサイル攻撃の兆候を攻撃の数時間前に把握してアメリカ軍が退避行動を取っていたと報じました。アメリカ政府は今回の攻撃について、イラン政府が国内向けに体面を保つことが目的だったと分析しています。
 一方、ロイター通信によりますと、アメリカのミリー統合参謀本部議長はイランが3カ所から合計16発の短距離弾道ミサイルを発射したと明らかにしました。そのうち11発がアサド空軍基地に、少なくとも1発が北部のアルビルの基地に着弾したということです。衛星写真では格納庫とみられる建物が完全に破壊されている様子が映されていて、イラン側が正確に建物や航空機だけを狙ったことをうかがわせています。

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