“新型肺炎”豪でも初の感染確認 世界で1300人超[2020/01/25 12:24]

 新型コロナウイルスによる肺炎はヨーロッパで初めて感染者が確認され、患者は世界で1300人を超えました。中国での死者は41人に増えています。

 中国の衛生当局は25日朝、中国の感染者が1287人に増えたと明らかにしました。このうち237人が重症です。武漢では24日までに50代から80代の感染者15人が亡くなり、中国での死者は41人になりました。また、中国メディアは武漢にある病院の耳鼻科の医師(62)が25日朝、死亡したと伝えました。詳しい状況は分かっていませんが、医師には新型肺炎の疑いがあったということです。
 25日、旧正月の春節を迎えた中国では厳戒態勢が続いています。世界での感染者は1300人を超え、中国以外で9カ国に広がりました。24日にはフランスでヨーロッパで初めての感染者3人が確認されました。1人はフランス南西部のボルドーで確認された48歳の中国系フランス人の男性で、最近、中国に出張して武漢に立ち寄ったということです。パリでも中国に行っていた男性とその近親者の2人の感染が確認され、2人は治療を受けています。また、オーストラリアでも初めての感染者が確認されたと発表されました。武漢に行っていた中国国籍の50代の男性だということです。

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