“面会制限”発端に刑務所で暴動 脱走も イタリア[2020/03/10 10:44]

 新型コロナウイルスの感染の拡大が続くイタリアの刑務所で受刑者が暴動を起こし、6人が死亡したほか、一部の受刑者が脱走しました。

 現地メディアによりますと、イタリアでは感染拡大の防止策として受刑者と家族の面会が制限されました。このことに端を発し、ミラノやローマなど各地にある27の刑務所で受刑者の暴動が相次ぎ、受刑者が屋根に上って火を放つなどしました。鎮圧に乗り出した警官隊との衝突などで受刑者6人が死亡し、多数の負傷者が出ているということです。また、南部フォッジアの刑務所では多数の受刑者が一時、脱走し、そのまま20人ほどが近くで車を奪うなどして逃げている恐れがあるということです。

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