「パンデミックが現実的になった」WHOが危機感[2020/03/10 11:58]

 WHO(世界保健機関)は感染が100以上の国と地域に広がっていることを受け、「パンデミックが現実的になってきている」との危機感を示しました。

 WHOのテドロス事務局長は9日、全世界で感染者が10万人を超えて100以上の国と地域に及んでいることについて、世界的な大流行を示すパンデミックが「非常に現実的になった」と述べました。一方で、各国が適切な対応を取ることで、依然として封じ込めは可能だという認識を示しました。感染が集中する地域においては、学校の休校や集会の禁止などは有効な手段だとしています。また、日本については政府や社会全体での対応が機能しているとしたうえで、「大きな希望を与えてくれている」と評価しました。

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