レバノン 爆発事故が影響か 新型コロナ感染者急増[2020/08/22 06:19]

 中東レバノンでは首都ベイルートで起きた爆発の後、新型コロナウイルスの感染者が急増し、20日には過去最多となる605人の感染が明らかになりました。

 NPO法人「PARCIC」レバノン事務所・南詠子さん:「(爆発の際)マスクを着けるどころではない状態で命からがら皆さん逃げられて。無収入の方がマスクを食べ物の代わりに買おうというわけにはいかない」
 レバノンでは180人以上が死亡した大爆発があった4日以降、新型コロナの感染者が急増しています。医療物資が不足するなかで行われた救助活動や避難生活が拡大の一因とみられています。政府は21日から来月7日まで夜間の外出禁止を命じたほか、飲食店の営業制限に踏み切りました。市内にある病院の病床は爆発のけが人と感染者でほぼ埋まっているということです。

こちらも読まれています