独自のコロナ対策「失敗」 スウェーデン国王が公言[2020/12/18 10:59]

 新型コロナウイルスで飲食店の休業などの厳しい対策を取らなかった北ヨーロッパのスウェーデンで、感染拡大を止められなかった結果について国王が「失敗」だと話しました。

 カール16世グスタフ国王はテレビ番組に出演し、スウェーデンの新型コロナ政策について「多くの人が亡くなり、とてもつらい結果となった。私たちは失敗したと思う」と語りました。スウェーデンは今年春の感染拡大以降、飲食店の休業には踏み切らないなど“集団免疫の獲得”を目指しているとみなされるような緩い政策を続けていました。累計の感染者数は35万人以上で死者数も7800人を超えるなど、北欧諸国のなかでは突出した数字となっています。ロベーン首相も「多くの死者が出た事実は失敗以外の何物でもない」と落ち度を認めています。

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