中国がWHOの武漢調査報告書を「称賛」[2021/03/31 13:08]

 WHO(世界保健機関)が発表した中国・武漢で行った新型コロナウイルスの発生源に関する調査の報告書について、中国政府は「専門家の科学的で勤勉な精神を称賛する」としました。

 WHOは30日に報告書を発表し、「武漢のウイルス研究所から流出した」とする説は考えにくいと結論付けた一方で、テドロス事務局長は「中国側からのデータ提供や市場関係者への聞き取りについて十分ではなかった」との認識を示しました。

 中国外務省はこの報告書について「専門家の科学的で勤勉かつ専門的な精神を称賛する」としました。

 その一方で、「中国は武漢でWHOの調査に必要な協力をした」と国際社会からの批判に反発しました。

 さらに、「ウイルスの発生源は地球規模の課題で、多くの国や地域で調査されるべきだ」と主張しました。

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