中国漁船団に米・フィリピンが懸念表明 中国は反発[2021/04/09 20:33]

 アメリカとフィリピンの外相が電話会談し、南シナ海で停泊する中国の船団に懸念を示したことに対して中国政府は「合法的な避難であり批判される余地はない」と反発しました。

 アメリカのブリンケン国務長官とフィリピンのロクシン外相は8日、電話会談しました。

 会談ではフィリピンが中国と領有権を争う南沙諸島の海域で停泊を続ける大量の中国の漁船団について懸念を共有したということです。

 これに対し、中国外務省は9日の会見で南沙諸島は自国の領土だと改めて主張したうえで、「合法的な避難であり批判される余地はない」と反発しました。

 さらに、アメリカに対して「南シナ海の安定を守る地域各国の努力を尊重し、関係を引き裂くことをやめるべきだ」と主張しました。

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