脇汗の臭いでコロナ感染検知 犬の嗅ぎ分けがヒント[2021/09/20 16:45]

 タイの大学では脇の汗から新型コロナウイルスへの感染の有無を調べる研究が進んでいます。ヒントになったのは犬の嗅覚です。

 バンコクにあるチュラロンコン大学では、汗に含まれる物質から新型コロナへの感染の有無を調べる研究が進んでいます。

 手持ちサイズの機器を使って採取した脇の汗から感染者特有の「におい」を30秒ほどで検知します。

 この大学では犬を使って感染の有無を嗅ぎ分ける研究も行われていて、この研究からヒントを得たということです。

 研究リーダー、クンシンさん:「犬の代わりになる装置ができないか、ずっと考えていました」

 実際に体験してみましたが、脇に脱脂綿を挟み、15分待つだけ。

 従来の多くの検査で感じる鼻の奥の痛みもなく、快適な検査方法です。

 研究グループによりますと、検査の精度はPCR検査と比べておよそ95%。すでに大学の一部職員の出勤時の検査にも利用されているということです。

こちらも読まれています