神の怒りで滅亡の町か ヨルダンの遺跡で隕石の痕跡[2021/09/23 08:06]

 中東のヨルダンの遺跡で隕石の空中爆発により広範囲が破壊された痕跡が発見されました。旧約聖書の神の怒りに触れ滅ぼされた町の記述につながった可能性があるということです。

 アメリカの研究チームが発表した論文によりますと、ヨルダンの死海のほとりにある遺跡「タル・エル・ハマム」でおよそ3600年前に隕石が空中で大規模爆発を起こした痕跡が発見されたということです。

 爆発に伴う熱風により町は破壊され、自然では考えられない温度で溶けた陶器片などが見つかったということです。

 研究チームは、隕石による災害が語り継がれて旧約聖書の「創世記」にある神の怒りにより天から降ってきた火で滅ぼされた町、ソドムとゴモラの記述につながった可能性があるとしています。

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