国連総会 アフリカ諸国が“ワクチン格差”解消訴え[2021/09/23 07:20]
ニューヨークで開かれている国連総会で人種差別に反対する会合が開かれ、アフリカ諸国などが新型コロナの「ワクチン格差」の解消を訴えました。
コンゴ民主共和国・チセケディ大統領:「ワクチンの分配は明らかに世界の国と人々が平等であることを示していません」
国連総会で22日、人種差別の撤廃を求める「ダーバン会議」が開かれ、アフリカ諸国の首脳らが発展途上国にワクチンが行き届いていないとしていわゆる「ワクチン格差」に強い懸念を表明しました。
先進国では接種が進み、経済が正常化に向かっていますが、アフリカ大陸で接種を終えた人は4%以下にとどまっていて、貧困が広がっているということです。
この会合は2001年に始まり、アフリカ諸国が奴隷制に対する謝罪と補償を求めています。
ただ、その後、イランがパレスチナ情勢を巡り、イスラエルを人種差別政府と非難したことなどを受けてアメリカやドイツなど30カ国以上がボイコットしています。