中国人民銀行「恒大の影響はコントロールできる」[2021/10/16 00:23]

 中国の中央銀行である中国人民銀行の担当者は経営危機に陥っている恒大集団について「不動産業界の個別の現象で金融業界への影響はコントロールできる」と述べました。

 中国人民銀行の金融市場担当幹部は15日の会見で33兆円の巨額債務を抱え、経営危機に陥っている恒大集団について「不動産業界の個別の現象であり業界全体は健全である」と強調しました。

 そのうえで、「恒大集団の負債のうち金融関連は3分の1以下で、このリスクが金融業界に与える影響はコントロールできる」との考えを示しました。

 恒大集団に対しては建設が止まっている不動産プロジェクトの早期再開を求めたほか、今後、地方政府などを金融的にサポートしていくとしています。

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