砂漠に米空母型の標的 中国外務省「把握せず」[2021/11/10 08:21]

 中国西部の砂漠にアメリカ軍の空母などを模したとみられる標的が設置されていることについて、中国外務省は「把握していない」と述べるにとどめ、明確な回答を避けました。

 アメリカ海軍協会によりますと、新疆ウイグル自治区のタクラマカン砂漠でアメリカ軍の空母などの形をした標的が確認され、中国軍がミサイルの訓練のために作った可能性が指摘されています。

 中国外務省は8日の会見でこのことについて問われると「把握していない」と述べるにとどめ、9日の会見では追加の回答を避けました。

 一方、中国共産党系の環球時報は9日の記事で、この件について「アメリカメディアが騒ぎ立てている」と批判しました。

 そのうえで、アメリカ軍にも中国軍の戦闘機を模倣した仮想の敵部隊が存在すると指摘しました。

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