新疆での人権侵害を否定 中国政府が説明会[2021/11/30 16:06]

 少数民族への人権侵害が指摘されている新疆ウイグル自治区を巡り、中国政府は現地の女性らも参加し、強制不妊などの疑惑を否定する説明会を実施しました。

 30日に行われた説明会で、新疆ウイグル自治区当局の報道官は「一部の欧米メディアは偏見に満ちた多くの誤ったニュースを報じ、国際世論を欺いた」と人権侵害を巡る報道を批判しました。

 中継で出演したウイグル族の女性は「自分は2人の子どもを産み、周りの女性も2、3人の子どもがいる」と述べ、強制的な不妊手術が行われているとの批判に反論しました。

 また、アメリカなどが中国当局による人権侵害を巡り、北京オリンピックのボイコットを検討していることについて、報道官は「スポーツを政治問題にすべきでない」と牽制(けんせい)しました。

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