香港・立法会選挙 投票率が前回を大きく下回る[2021/12/20 06:14]

 香港の議会にあたる立法会の選挙が19日に行われました。民主派が排除された選挙に市民の関心は低く、投票率は前回の選挙を大きく下回りました。

 今回の選挙は中国政府が主導して選挙制度が変更されて以降、初めてで、香港政府は市民に強く投票を呼び掛けていました。

 しかし、市民の関心は低く、投票率は30.2%で、前回2016年の58.3%を大きく下回りました。

 今回の選挙の候補者は、事前に政府の委員から「愛国者」であることと「香港政府への忠誠」を審査されていました。

 そのため政府に反対する民主派の候補は事前に排除されていて、親中派による議席の独占が確実視されています。

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