マリウポリの降伏「選択肢にない」ウクライナ副首相[2022/03/21 11:51]

 ウクライナの首都キエフ中心地で爆発があり、1人が死亡しました。

 画面に閃光(せんこう)が走り、周囲に破片が飛び散ります。

 キエフ中心部にあるショッピングモールの防犯カメラが捉えた20日夜の映像です。

 崩れた建物の中で生き埋めになった人の救助活動が行われます。

 キエフのクリチコ市長は数回の爆発で住宅や商業施設が破壊され、これまでに1人が死亡したとSNSで発表しました。

 一方、ロシア軍が包囲している南東部のマリウポリについて、ロシア国防省は21日午前5時までに降伏するよう最後通牒(つうちょう)を送ったとロシアの国営メディアが伝えました。

 降伏すれば、避難ルートを開くとしています。

 これに対し、ウクライナのベレシュチュク副首相は「降伏は選択肢にない」と現地メディアの取材に答えました。

 子どもらがロシアに連れ去られていることに憤慨し、避難ルートの即時開放を求めたということです。

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