人権理事会からロシア追放 反対の中国が批判「対立激しくなる」[2022/04/08 18:12]

 国連総会でロシアを人権理事会から追放する決議が採択されたことについて、反対票を投じた中国政府は「対立がより激しくなる」と批判しました。

 アメリカなどが提出した、ロシアを国連人権理事会から追放する決議案は7日の国連総会で93カ国が賛成して採択されましたが、中国は北朝鮮などとともに反対しました。

 中国外務省は8日の会見で、決議が採択されたことについて「和平交渉を進めるうえでマイナスに作用し、対立がより激しくなる」と批判しました。

 さらに、「人権問題を政治利用し、他の国に圧力を掛けることに反対する」と強調し、「冷静かつ客観的に処理されるべきだった」と主張しました。

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