自衛隊に破壊措置命令 日本海にイージス艦展開[2013/04/08 11:48]

 自衛隊は、政府の破壊措置命令を受けて、日本海にイージス艦を展開しています。破壊措置命令は2009年3月の麻生政権の時に1回、野田政権では去年3月と12月に2回出されました。過去3回では、いずれも北朝鮮側の発射予告を受けて安全保障会議を開き、公表しました。しかし、今回は発射予告がないため、政府としては非公表扱いです。

 (政治部・小田川雄一記者報告)
 政府の破壊措置命令を受けて、自衛隊の動きも活発になっています。海上自衛隊のイージス艦2隻はすでに出港していて、日本海側に展開して対応にあたります。また、アメリカ軍も迎撃システム「SM3」を搭載するミサイル巡洋艦「シャイロー」を8日午前、横須賀から出港させました。
 菅官房長官:「自衛隊の具体的な内容を明らかにすることは控えさせて頂きたい」
 安倍総理大臣は、4日に命令の非公表を決定しました。政府関係者は、自衛隊の動きを北朝鮮に知らせるわけにはいかないとして、「公表した過去3回が異例だ」と話しています。政府は、イージス艦などを中心にミサイル発射の情報収集を強化する方針です。

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