ミャンマー訪問の総理 ヤンゴンの経済特区視察へ[2013/05/25 05:50]

 ミャンマーを訪問中の安倍総理大臣は、最大都市のヤンゴン近郊で工業団地の開発が進む経済特区を視察するなど、経済改革を支援する姿勢をアピールします。

 安倍総理は、総勢100人以上の日本企業関係者を引き連れ、自ら「トップセールス」を展開する予定です。政府は、急速な経済成長の一方、電力や情報通信などのインフラ整備が課題となっているミャンマーを「ビジネスチャンス」と捉えています。ある経産省幹部も、「投資拡大に向けたきっかけづくりだ」と意気込んでいます。安倍総理は、ヤンゴン近郊にある「経済特区」を視察し、今後の開発に向けた技術協力を約束することで日本企業の受注を後押しする考えです。また、最大野党の党首を務めるアウン・サン・スー・チー氏との会談も予定され、民主化を支援することで中国をけん制する思惑もあります。安倍総理としては、中国の影響力の強いミャンマーで日本の技術をテコに存在感を示したい考えです。

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