ミャンマー訪問の安倍総理 経済特区開発に意欲[2013/05/25 17:37]

 安倍総理大臣は、日本企業のインフラ輸出へ向けた「トップセールス」の第2弾としてミャンマーを訪問しています。ミャンマーは、テイン・セイン大統領がこの1年でアメリカのオバマ大統領や韓国の李明博前大統領と会い、経済協力について話し合うなど積極的にほかの国との連携強化を求めています。今回の訪問では、安倍総理がどこまで関係の構築をできるかが焦点です。安倍総理に同行している辻井記者の報告です。

 (政治部・辻井昌悟記者報告)
 (Q.安倍総理は、ミャンマーとの関係が強い中国との間に楔(くさび)を打てるのか?)
 最大の投資国として君臨する中国に追いつこうと、安倍総理は、視察した経済特区の開発に日本が官民一体となって取り組む姿勢を強調するなど「トップセールス」に躍起となっています。
 安倍総理大臣:「改革をしっかりと進めていくミャンマーの成長を、まさにオール日本で応援していきたい」
 最大都市・ヤンゴンの近郊にあるティラワ経済特区は、数千億円の開発資金が期待されるなど、ミャンマー経済の成長のカギを握る大型案件といわれています。開業を2年後に控え、最大のネックとなっているインフラ整備に向けて技術協力を打ち出すことで、日本企業の受注を後押しする狙いがあります。安倍総理は、まもなく最大野党を率いるアウン・サン・スー・チー氏と会談します。民主化を支援することで、中国をけん制する思惑もありそうです。

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