安倍総理、スー・チー氏と会談 民主化支援を表明[2013/05/26 00:16]

 ミャンマーを訪れている安倍総理大臣は最大野党の党首を務めるアウン・サン・スー・チー氏と会談し、民主化支援に取り組む方針を表明しました。

 安倍総理がミャンマーの民主化を積極的に支援する背景には、軍事政権時代から関係の強い中国をけん制する狙いがあります。
 安倍総理大臣:「日本としては、今、民主化を進めているミャンマーの建国、ミャンマーの国づくりについて、官民を挙げて応援していきたいと思っています」
 国民民主連盟、アウン・サン・スー・チー党首:「とてもありがたいことです。国づくりの支援方針について伺いたい」
 会談では、ミャンマーが海外からの投資を受けやすくするため、知的財産など法整備の支援を行っていくことで一致しました。スー・チー氏は、「日本に要望する支援策は、来月始まる議会で議論したうえで、まとめていきたい」と強調しました。安倍総理は、首都ネピドーでテイン・セイン大統領と会談し、ミャンマーが日本に対して抱えている約2000億円の債務の免除や、約900億円の無償資金協力の方針を打ち出すことにしています。安倍総理としては、経済での協力を通じ、ミャンマーとの結びつきを強めたい考えです。

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