安倍総理がTICADで支援表明 中国との違いアピール[2013/06/02 00:19]

 TICAD=アフリカ開発会議の初日、安倍総理大臣は、アフリカと日本がともに発展する経済支援をしていく考えをアピールしました。

 (政治部・菅原裕和記者報告)
 安倍総理がこだわったのは、アフリカにもメリットのある支援で先行する中国との違いを強調することでした。
 安倍総理大臣:「日本は、ただ資源を採掘し、日本に持ち込むようなことはしません。アフリカの天然資源の恵みが経済成長につながっていくよう、アフリカを支援していきます」
 この安倍発言に対し、モーリシャスの代表は「今までの略奪的な、資源だけを持っていくような企業の参画はありがたくない」と述べるなど、各国から日本の投資を歓迎する声が上がりました。安倍総理は、1日夜には野口英世賞の授賞式に出席し、アフリカの医療面にも支援していく姿勢を強調しました。しかし、紛争やテロの危険が絶えないアフリカに、狙い通り日本の投資が広がるかどうかは未知数です。

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