参院選に向け、アベノミクスで与野党が“攻防”[2013/06/30 17:39]

 7月4日は参議院選挙の公示です。大きな争点の一つは「アベノミクス」。景気回復の実感はどこまで広がるのでしょうか。

 自民党・安倍総理大臣:「中小企業、小規模事業者の方々こそ、我が国経済の屋台骨。次元の違う規模の中小企業・小規模事業者支援策をパッケージとして実施していく」
 安倍総理は、自民党が開いた中小企業との懇談会で「現場の声を受け止めてやっていく」と強調しました。しかし、野党からはアベノミクスに対する厳しい批判が相次いでいます。
 社民党・福島党首:「99%の皆さんの生活が壊れていきます」
 生活の党・森代表代行:「成長戦略も結局、既得権益から逃れられていない」
 共産党・小池政策委員長:「最大の問題は、国民の懐を温める。所得を直接、増やす政策が1本もない」
 みどりの風・谷岡代表:「当選者が決まっている宝くじのようなものだなと。実は1人しかもうからない」
 みんなの党・渡辺代表:「2年かかってデフレから脱却をするのに、来年の4月ですよ。消費税が上がるのは」
 アベノミクスに対しては、その効果が大都市や大企業に限定されるのではないかという見方があります。
 民主党・海江田代表:「急激な円安になって物価が上がった。給料がちゃんと上がれば良いが、給料が上がる状況にはまだなっていない」
 日本維新の会・橋下代表:「自民党に改革はできません。自民党を一人勝ちさせれば、これはもう緊張感のない政治に逆戻りです」
 こうした批判に対し、連立与党の公明党は「政治の安定が経済や国民生活を強くする」とアピールしています。
 公明党・山口代表:「今、ようやく日本が元気を取り戻しつつあるんですよ。だからもっと力強く頑張っていかなきゃならない」
 参議院選挙は、7月4日に公示され、21日が投開票日です。

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