総理の式辞から“不戦の誓い”消える 戦没者追悼式[2013/08/15 18:29]

 総理大臣の式辞から戦争の加害責任についての言葉が消えました。

 終戦の日の15日、日本武道館で行われた全国戦没者追悼式で、安倍総理大臣は、戦争で犠牲となった約310万人の冥福を祈り、「日本は平和の道をまい進してきた」と述べました。しかし、これまで歴代の総理大臣が繰り返し、第一次安倍内閣でも総理自身が述べた「アジア諸国の人々に多大の損害と苦痛を与えた」という一文がなくなり、近隣諸国への加害責任には明確に触れませんでした。また、戦争の惨禍を繰り返さない「不戦の誓い」という表現も使われませんでした。

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