今週末に開催地が…五輪招致へ安倍総理が出発[2013/09/04 11:51]

 今週末のIOC=国際オリンピック委員会の総会で、2020年のオリンピック開催地が決まります。安倍総理大臣は、自ら中東諸国を回って票固め。さらに、原発問題に関心の高いヨーロッパ票を意識して、政府主導の汚染水対策もまとめました。そして、G20が開かれるロシアを経由して、いよいよ決戦の地、ブエノスアイレスに乗り込みます。機内で3泊の合わせて54時間、地球をぐるりと一周する強行日程です。

 (政治部・千々岩森生記者報告)
 アベノミクスの4本目の矢だといわれるほど、のどから手が出るほど欲しいこのオリンピックを本当に勝ち取れるかどうかというのは、今後の政権運営にも大きな影響を与えそうです。
 安倍総理大臣:「福島の汚染水問題について懸念の声が上がっているが、政府が前面に出て完全に解決していく。2020年には全く問題がないということをよく説明していきたい」
 G20では、シリア情勢や財政再建化などがテーマです。安倍総理はこのなかで、先月まとめた中期財政計画について説明します。また、プーチン大統領と個別に会談し、北方領土問題やオリンピック開催でロシアの持つ3票について協力を依頼します。安倍総理は、2日間のG20を初日で切り上げ、ブエノスアイレスに入ります。開催地が発表されるまでの丸一日をかけてIOC委員らとの面談を続けます。

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