ニューヨークを訪問中の安倍総理大臣は国連総会で演説し、従軍慰安婦問題への批判を踏まえて女性の人権を重視する姿勢をアピールしました。
(政治部・藤川みな代記者報告)
特徴的だったのは、演説の半分を「女性の力の活用」いうテーマに充てたことです。
安倍総理大臣:「成長の要因となり、成果となるのが改めていうまでもなく、女性の力の活用にほかなりません」
政府高官の一人は、「過去については慰安婦問題があり、日本は守りに入るしかないが、現在と未来については攻めに出る」と語っていて、「女性が輝く社会をつくる」とアピールすることで、国際的なイメージアップを図りたい考えです。また、シリアに対して約60億円の追加支援を行うことを表明しました。そして、安倍総理は、PKO=国連平和維持活動をはじめ、国連の集団安全保障に「より積極的な参加ができるよう図っていく」と強調しました。「積極的平和主義」を掲げる安倍総理は、日本の安全保障の大幅な見直しを国際社会に約束した形となりました。
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