東京五輪で内閣支持率↑ 汚染水問題には厳しい目[2013/09/30 11:49]

 安倍内閣の支持率は、東京オリンピックの開催が決まった後の初めての調査で、前回に比べて9ポイント余り上昇して62.2%でした。政権発足から半年以上がたって、6割台に回復したのは小泉内閣以来のことです。

 ANNの世論調査は28日と29日に行われました。それによりますと、安倍内閣の支持率は4カ月ぶりに6割台に戻す一方で、支持しない人は2割を切りました。東京オリンピック開催の効果があったものとみられます。一方、来年4月から消費税を8%に引き上げることについては、賛成が45%、反対が44%で拮抗(きっこう)しています。また、復興法人税の廃止については「支持しない」が43%で、「支持する」を10ポイント余り上回りました。一方、福島第一原発の汚染水問題で、安倍総理大臣がIOC=国際オリンピック委員会の総会で「完全にブロック」などと発言したことについて、「そう思わない」が7割を超えました。さらに政府の汚染水対策について、「十分ではない」が5割を超えるなど厳しい見方が大勢を占めていることが明らかになりました。

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