自民がTPP“聖域”5項目関税撤廃の検証方針了承[2013/10/11 08:00]

 自民党は、TPP=環太平洋経済連携協定に関する合同会議を開き、米などの重要5項目についても関税撤廃できるかどうか検証を行う方針を了承しました。

 自民党・西川TPP対策委員長:「(重要5項目の関税撤廃について)検証しますということが、(自民党の会議で)皆さん、同意されたと受け止めましたし、総意として検証作業に入りたい」
 会議では、自民党が参議院選挙で聖域として守ると公約した米などの重要5項目も関税撤廃の対象とするかどうか検証するとした西川委員長の発言に対して、「聖域は守るべきだ」「落としどころを言うべきではない」といった批判が相次ぎました。しかし、西川委員長はあくまで公約は守ると強調し、重要5項目のなかの586に分かれた品目について検証するという方針は了承されました。自民党では11月の中旬までに5項目の検証を終える方針ですが、党内には不満もくすぶっていて、今後の作業には難航も予想されます。

こちらも読まれています