安倍総理“集団的自衛権行使”に法整備の必要性強調[2013/10/22 11:51]

 安倍総理大臣は、現在、憲法解釈で禁止されている集団的自衛権を行使するためには、法律の整備が必要だという認識を示しました。

 (政治部・小田川雄一記者報告)
 民主党の岡田前副総理は、自衛隊がほかの国の軍隊と一緒に武力行使をする集団的自衛権の行使について、安倍総理の姿勢を追及しました。
 民主党・岡田前副総理:「集団的自衛権の行使ということになると、国際協調主義に反する場合が出てくる。ここをどう整理しているのか」
 安倍総理大臣:「(集団的自衛権を)行使するということになれば、当然、国際協調主義がかかってくるのは当然のことだろう。それをさらに行使するためには、それを担保する法律がなければならない」
 安倍総理は、「あくまで国際社会との協力のなかで集団的自衛権を行使する」と述べ、実際の行使に関しては法整備をしたうえで行うとの認識を示しました。ただ、実際、どのような場合で行使するかは、現在、行われている安倍総理主催の有識者懇談会での結論を待ちたいとしています。岡田氏は集団的自衛権の行使について、一内閣の憲法解釈の変更で行うべきでないと食い下がりましたが、安倍総理は明言を避け、肩透かしを受けた格好です。

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