去年の衆院選比例区の「1票の格差」は合憲 最高裁[2013/11/01 16:24]

 去年12月の衆議院選挙を巡り、比例区の地域ブロックで「1票の格差」があるのは違憲だとして弁護士グループが選挙の無効を求めた訴訟で、最高裁は、合憲と判断して原告側の請求を棄却しました。

 山口邦明弁護士のグループは、去年12月の衆院選の比例区を巡り、地域ブロックで1票の格差があるのは違憲だとして、中央選挙管理会を相手取り、東京と南関東ブロックの選挙無効を求めていました。東京高裁は、ブロック間における比例区の最大格差は東京と四国の1.17倍で、「投票価値の平等を損なうとは認められない」として請求を棄却しました。これを不服として、弁護士グループは最高裁に上告していましたが、最高裁は1日、「憲法の規定に違反するものではない」として上告を棄却しました。また、最大で2.43倍になった同じ衆院選の小選挙区の1票の格差を巡っては、今月20日に最高裁が判決で違憲かどうかの統一判断を示します。

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