「ねじれ解消」で総理“肝いり法案”続々 民主は…[2013/11/06 11:50]

 夏の参議院選挙で、与党にとっては「ねじれ」が解消した国会。安倍総理大臣肝いりの日本版NSC=国家安全保障会議の法案は7日、衆議院を通過する見通しとなりました。6日から本格論戦に入る社会保障プログラム法案や、7日の審議入りを目指す特定秘密保護法案も成立させたい考えですが、両法案に民主党などは徹底抗戦する方針です。

 (政治部・朝日健一記者報告)
 社会保障プログラム法案で、民主党は負担増や給付カットが含まれていると厳しく追及しました。
 民主党・柚木道義衆院議員:「消費税が10%に上がらなくても、負担増は予定通り実施するのか?」
 田村厚生労働大臣:「負担増と言うが、負担減の部分もあり、色んな意味で対象の拡大という部分もある」
 さらに長妻元厚生労働大臣も、「社会保障を充実しても、削減をすると差し引き0になる」と指摘するなど、民主党はプログラム法案に反対する方針を早々に決めています。さらに特定秘密保護法案についても、知る権利が担保されていないとして反対する方針です。ただ一方で、特定秘密保護法案とセットの日本版NSCの設置法案については、民主党も修正案に賛成して6日に委員会を通過する予定です。民主党内からは「なんでも反対の野党とみられないほうが良い」という声も出ていて、短い国会の会期のなかで、どれだけ法案が通過するのか民主党が鍵を握っています。

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