温室効果ガス削減目標、05年度比3.8%減へ[2013/11/07 13:33]

 政府は、2020年度までの温室効果ガスの削減目標について、2005年度と比べて3.8%減らす方向で最終調整に入りました。

 関係者によりますと、2005年度と比べてCO2の3.8%削減は、原発を再稼働しないことを前提に省エネや再生エネルギーの導入などを考慮に入れているため、目標を低く抑えているということです。このため、1990年度と比べて6%削減を定めた京都議定書や民主党政権が掲げた25%削減という目標からは大幅に後退することになります。政府は、3.8%の削減目標を今月にポーランドで開かれるCOP19=気候変動枠組み条約締約国会議で表明する見通しですが、「削減目標が不十分」などの批判が出る可能性もあります。

こちらも読まれています