普天間基地移設を巡り…沖縄選出議員が方向転換[2013/11/25 11:46]

 普天間基地の辺野古への移設を巡って、政府は、仲井真知事に対して必要な周辺海域埋め立ての承認を求めています。仲井真知事は年内にも判断する予定ですが、知事が承認しやすいように、石破幹事長はこれまでの選挙で「県外移設」を訴えてきた県選出の国会議員と会談し、方針転換を迫りました。

 (政治部・水頭洋太記者報告)
 1時間を超える会談となりましたが、最終的には石破幹事長の強い要請に屈した形となりました。
 自民党・石破幹事長:「(普天間基地の)辺野古移設を含むあらゆる可能性を排除しないことで一致した」
 自民党(沖縄3区)・比嘉奈津美衆院議員:「公約をこういうふうに方向性が違ったことは責任も感じているが、それ以上にこれから県民のためにできることはやっていきたい」
 この後、石破幹事長は、自民党沖縄県連に対しても今月中に辺野古移設を容認させる考えです。政府・自民党が一致して辺野古移設容認を求めることで、仲井真知事の辺野古の埋め立て承認に向けての環境整備が狙いです。しかし、これまでの選挙で県外移設を訴えてきた沖縄県連にとっては事実上の公約違反となり、沖縄県民の批判は避けられそうにありません。

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