審議大荒れ…“秘密保護法案”与野党で激しい攻防[2013/11/29 18:07]

 特定秘密保護法案の参議院の審議が大荒れです。

 参院国家安全特委・中川委員長:「質問を続行してください」
 民主党・芝博一参院議員:「答弁者が来ていない、官房長官が。どうしてできるんだ、質問が」
 民主党・福山哲郎参院議員:「何で私の質問の時間を取るんですか」
 民主党などは29日の審議に菅官房長官の出席を求めましたが、政府・与党は拒否。強引に審議を進めようとして、野党側の怒りを買いました。その後、2時間遅れで再開した審議では、現在の秘密管理に関わる政府の基準を巡って、森雅子担当大臣の答弁がやり玉に挙げられました。
 民主党・福山哲郎参院議員:「『省庁ごとに、それぞれ別の基準によってバラバラに管理されており』って、統一管理基準はあるんです。何を言ってるんですか。もし、これを訂正するなら、衆議院の審議は全部やり直しだ」
 秘密保護法案担当・森大臣:「特別管理秘密は、各省ごとにバラバラに管理されているという現状を説明した」
 民主党・福山哲郎参院議員:「何が各省の申し合わせだ。無責任なことを言うな」
 1週間後の来月6日に臨時国会は会期末を迎えますが、特定秘密保護法案の成立を巡る攻防はギリギリまで繰り広げられそうです。

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