「辺野古承認」で沖縄へ満額回答…政権は課題山積[2013/12/26 11:52]

 沖縄の要望に「満額回答」した安倍政権ですが、このなかにはアメリカ側との協議の行方次第という項目もあり、課題は山積しています。

 (政治部・倉永寛子記者報告)
 25日の会談を受けて、防衛省では早速、2つの作業チームを立ち上げて、沖縄の負担軽減に向けた具体策の検討に入ります。
 小野寺防衛大臣:「米側との話し合いは重要になる。私のほうからも、この問題について、日米のなかでしっかり話ができるような環境を作っていきたい」
 1つ目の作業チームでは、普天間飛行場の5年以内の運用停止や、オスプレイの訓練の約半分を県外で行うことも検討します。もう1つの作業チームでは、牧港補給地区の全面返還が7年以内となっていることから、前倒しに向けた準備を行います。さらに、日米地位協定の改定については、環境面での新たな条項についてアメリカ側と交渉します。しかし、いずれもアメリカとの交渉がスムーズにいくかどうか分からないだけでなく、来月の名護市長選挙もあるため、一筋縄ではいきそうにありません。

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