“首都決戦”に各党は…東京都知事選挙 あす告示[2014/01/22 11:49]

 来月9日に投開票の東京都知事選挙は23日に告示です。22日夕方、細川元総理大臣が正式に出馬会見を開くほか、舛添元厚生労働大臣、宇都宮健児氏、田母神俊雄氏、ドクター・中松氏のほか、8人の新人が立候補を表明しています。「首都決戦」に各党も力が入りますが、それぞれ複雑な事情も抱えているようです。

 (政治部・小田川雄一記者報告)
 都知事選を巡って、各党は支援の体制を固めつつありますが、与野党ともに一枚岩となっていないのが現状です。自民党は、公明党とともに舛添氏を支援する方針を決めています。しかし、小泉復興政務官が「応援しない」と明言したほか、舛添氏がかつて離党したことにしこりが残っています。一方、民主党は、細川氏を組織を挙げながらも勝手連として支援することを決めましたが、支持母体である連合東京は細川氏の脱原発政策に反発し、舛添氏の支援を決めたため、足元が揺らいでいます。更に、自主投票を決めた日本維新の会は、石原代表らが考え方の一致する田母神氏を支援する一方で、松野国会議員団幹事長ら旧日本新党にゆかりのある人は細川氏を支援します。共産党と社民党は、宇都宮氏を支援しています。首都東京は何としても押さえたい与党、反転攻勢の足掛かりにしたい野党、それぞれの思惑を抱えながら23日からの選挙戦がスタートします。

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